ダウン「サイトがn秒間応答しません」発生の考えられる理由
〇概要
Webページスピード(ブラウザー)監視で上記画像赤枠に囲まれている理由でダウンが発生することがあります。
「n秒」の"n"は監視編集ページの"ページ読み込みタイムアウト"に入力されている数値によって決まります
〇要因
この発生理由としては次のものが挙げられます。
・監視対象Webページ内の構成エレメント(リソース)のサイズが大きい
Webページスピード(ブラウザー)監視では、データ収集に必要なXML応答を行うために、監視対象ページリソースのダウンロードを行います。このダウンロードに時間がかかっている場合、Site24x7はアラートを発報し、そのアラートでは「サイトがn秒間応答しません」と表示されます。
〇解決策
このアラートの発報はレアケースで、一度アラートが発生しても、次のポーリングでは同アラートが発生しないことがほとんどです。監視対象Webページの構成を変更するのが困難だと思いますので、次の手順でSite24x7の設定を変更することをお勧めします。
1. Site24x7にログイン
2. 当該監視の編集画面にアクセス
3. "しきい値と可用性"欄の"鉛筆アイコン"をクリック
4. "監視をダウンと報告するまでの…"を複数ロケーション(3ロケーション推奨)に変更
5. [保存]をクリック
この変更によって、設定した数のロケーションがダウンを検知するとダウンアラートが発生します
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