ネットワークコンフィグ管理(NCM)に関するトラブルシュート

ネットワークコンフィグ管理(NCM)に関するトラブルシュート

ネットワークコンフィグ管理(NCM)で問題が発生した場合、共通の確認事項として次の項目が存在します。
  1. NCM認証情報
  2. コンフィグバックアップ
  3. 装置追加

NCMへの装置追加時の注意事項

必要条件:プロトコルとポート

プロトコル
ポート
TFTP
69
SSH
22
Telnet
23

オンプレミスポーラーマシンのファイアウォールを含む環境内のファイアウォールで、上記のポートがブロックされていないことを確認してください。
詳細は、こちらのページをご確認ください。

装置テンプレートとコマンド

装置モデルごとに異なるプロトコルに対応しています。
そのため、各装置モデルのコマンドセットに対応するように、装置テンプレートを設定してください。

NCMが有効化され、TFTPとSCPサーバーが起動しているか確認

NCMが有効化されているか
  1. Site24x7にログインし、[ネットワーク]→[NCM]→[設定]に移動
  2. ドロップダウンからオンプレミスポーラーを選択
  3. 「Network Configuration Manager」の[有効にする]をクリック
TFTPとSCPサーバーが起動しているか
  1. Site24x7にログインし、[ネットワーク]→[NCM]→[設定]に移動
  2. ドロップダウンからオンプレミスポーラーを選択
  3. TFTPとSCPサーバーのステータスが起動中になっているか確認

TFTPとSCPサーバーが起動していない場合、こちらのページ(英語版)の手順を実施してください。

NCM問題のトラブルシュート

装置追加時に、認証情報のテストに失敗する

NCM装置の追加前に、プライマリ認証情報とSNMP認証情報(任意)を入力しテストを行うことができます。
テストを行うと、Pingと認証情報テスト結果が表示されます。

このテストに失敗した場合、次の項目を確認してください。
  1. 正確な認証情報が追加され、正確な手順で設定されているか
  2. ポートがブロックされていないか
  3. TFTPとSCPサーバーが起動しているか

認証情報のテストに成功するが、バックアップに失敗する

上記の認証情報テストに成功するが、バックアップに失敗する場合、次の項目を確認してください。
  1. 装置テンプレートで正確なコマンドが設定されているか
  2. 装置でそのコマンドを実行できるか
  3. TFTPとSCPサーバーが起動しているか

NCM装置を追加できたが、バックアップに失敗する

[NCM]→[NCM機器]→[操作履歴(Operations History)]で、バックアップステータスが失敗している場合、次の項目を確認してください。
  1. 認証情報テストをせずに追加した場合、[ネットワーク]→[NCM]→[NCM認証情報]に移動し、認証情報をテストする配下の[テスト実行]をクリックしてください。成功する場合は、上記の「認証情報のテストに成功するが、バックアップに失敗する」を確認してください。


  2. 認証情報のテストに成功していて、[コンフィグサマリー(Config Summary)]タブにバックデータが表zされない場合は、次の項目を確認してください。
    1. オンプレミスポーラーを最新版までアップグレードします。すでに最新版の場合は、サービスを再起動します。
    2. [ネットワーク]→[NCM]→[NCM機器]に移動します。
    3. ハンバーガーアイコン()から、[今すぐバックアップ]を選択します。

認証情報のテストで装置に到達できない

認証情報のテストで、上記のようにIPアドレスやホスト名到達できない場合、オンプレミスポーラーマシンから装置に通信ができるか確認してください。

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