レイヤー2マップがディスカバリーされない際のトラブルシュート

レイヤー2マップがディスカバリーされない際のトラブルシュート

レイヤー2マップの作成後に装置が正常にディスカバリーされないなどの問題が発生した場合、次の項目についてご確認ください。

  1. 装置がSNMPで通信できるか確認
  2. 装置が次の条件をクリアしているか確認
    シードの装置(ディスカバリー元)が次である必要があります。
    ・コアまたはL3スイッチ
    ・SNMPが有効化されている
    ・ ipForwardingが1に設定されている(OID:.1.3.6.1.2.1.4.1.0.)
    ・2つ以上のインターフェースを所持している
  3. 適したディスカバリーメカニズムが選択されている
装置のタイプ
ディスカバリーメカニズム
Cisco装置
CDP
レイヤー3スイッチとルーター
ARP
スイッチ
FDB
LANイーサネット
LLDB
ルーターとスイッチ
IP route

レイヤー2ディスカバリーで使用するOIDリスト 
BRIDGE-MIB 
.1.3.6.1.2.1.17.4.3.1.1 
.1.3.6.1.2.1.17.4.3.1.2 
.1.3.6.1.2.1.17.4.3.1.3 
.1.3.6.1.2.1.17.1.4.1.1
.1.3.6.1.2.1.17.1.4.1.2 

RFC1213.MIB (NetToMediaTable) 
.1.3.6.1.2.1.4.22.1.1 
.1.3.6.1.2.1.4.22.1.2 
.1.3.6.1.2.1.4.22.1.3 
.1.3.6.1.2.1.4.22.1.4

RFC1213 (IPRouteTable) 
.1.3.6.1.2.1.4.21.1.1 
.1.3.6.1.2.1.4.21.1.2 
.1.3.6.1.2.1.4.21.1.7 
.1.3.6.1.2.1.4.21.1.8 
.1.3.6.1.2.1.4.21.1.11

CISCO-CDP.MIB (CDP) - MIBファイル添付
.1.3.6.1.4.1.9.9.23.1.2.1.1.4 
.1.3.6.1.4.1.9.9.23.1.2.1.1.7 
.1.3.6.1.4.1.9.9.23.1.2.1.1.9 

LLDP.MIB(LLDP) - MIBファイル添付
.1.0.8802.1.1.2.1.4.1.1.4
.1.0.8802.1.1.2.1.4.1.1.5
.1.0.8802.1.1.2.1.4.1.1.8
.1.0.8802.1.1.2.1.4.1.1.9
.1.0.8802.1.1.2.1.4.1.1.12
.1.0.8802.1.1.2.1.4.2.1.2
.1.0.8802.1.1.2.1.4.2.1.3

IF-MIB 
ifIndex - .1.3.6.1.2.1.2.2.1.1
ifName - .1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.1

ルーターディスカバリーアルゴリズム
装置の「ipForwarding:が1に設定されている必要があります (1 - .1.3.6.1.2.1.4.1.0)
オブジェクトに2つ以上のインターフェースが存在する必要があります (- .1.3.6.1.2.1.4.20.1.1)

スイッチディスカバリーアルゴリズム
ブリッジMIB OIDの応答が必要です。
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