追加方法や機能面の比較は、Amazon Web Services(AWS)を例にして紹介しています
Applications Managerについて
また今回ご紹介するクラウドサービスの監視のパフォーマンスをエージェントレスで監視できます。
エージェントをインストールすることでWebサイトのユーザー体感監視やアプリケーション監視も可能です。
対応しているクラウドサービスと監視できるサービス数
Site24x7とAPMで対応しているクラウドサービスの比較表は次のとおりです。
| Site24x7 | APM |
Amazon Web Services | 〇 | 〇 |
Azure | 〇 | 〇 |
Google Cloud Platform | 〇 | 〇 |
Microsoft 365 | 〇 | 〇 |
OpenStack | ✖ | 〇 |
Oracle Cloud | ✖ | 〇 |
また、各クラウドサービスで監視できるサービス数の比較表は次のとおりです。
| Site24x7 | APM |
Amazon Web Services | 80 | 12 |
Azure | 47 | 6 |
Google Cloud Platform | 9 | 4 |
Microsoft 365 | 6 | 3 |
OpenStack | ✖ | ※ |
Oracle Cloud | ✖ | 3
|
※APMのOpenStack監視では、コンピュート、ストレージ、ネットワーク関連のメトリックをサポートしています
クラウド監視の追加手順
Site24x7ならびにAPMのクラウド監視の追加方法として、ともに各クラウドサービスのAPIを使用して監視を行います。
今回はAmazon Web Services(AWS)を例に追加手順を紹介します。
〇Site24x7
Site24x7ではAWS Identity and Access Management(IAM)で、IAMユーザーを作成して、CloudWatch APIを取得します。
- AWSにログインし、IAMに移動します。
- [ロール] → [ロールの追加]の順にクリックします。
- 次の項目を入力します。
信頼されたエンティティタイプ:AWS アカウント
AWS アカウント:別のAWS アカウント
アカウント ID:Site24x7にアクセスし、[Cloud] → [AWS] → [AWSアカウントの連携 +]に移動後に表示される12桁の数字列
- 外部IDを要求するにチェックを入れます。
外部ID:Site24x7にアクセスし、[Cloud] → [AWS] → [AWSアカウントの連携 +]に移動後に表示される"S247"から始まる文字列
- 許可ポリシー項目で、"AWSAccountManagementReadOnlyAccess"と"AmazonKinesisVideoStreamsReadOnlyAccess"を選択し、[次へ]をクリックします。
- ロール名と説明を入力し、画面下の[ロールの作成]をクリックします。
- ロールが作成されたら、次の画面でARNをコピーします。
- Site24x7にアクセスし、[Cloud] → [AWS] → [AWSアカウントの連携 +]に表示されるロールARNに、手順7で取得したARNをペーストします。
上記手順により、Site24x7で、AWSリソースのディスカバリーが開始されます。
〇Applications Manager
APMではアクセスキーを使用して、CloudWatch APIを取得し連携を行います。
- AWSにログインし、画面右上の[ユーザー名]をクリックし、ドロップダウンから[セキュリティ認証情報]をクリックします。
- [アクセスキーの作成]をクリックし、アクセスキーIDと、シークレットアクセスキーをそれぞれ取得します。
- APMにアクセスし、[新規監視] → [監視の新規追加]をクリックします。
- クラウドアプリケーション欄の[Amazon]をクリックします。
- 次の項目を入力します。
表示名:監視の名前
AWS:監視するAWSのサービスを選択
アクセスキーID:手順2で取得したものをペースト
シークレットアクセスキー:手順2で取得したものをペースト
アカウントタイプ:AWS グローバル、中国、AWS Gov Couldから選択
グローバルリージョン:監視するリージョンを選択
ポーリング間隔:監視する間隔を分単位で入力
- [監視の追加]をクリックします。
上記手順により、APMでAWSリソースのディスカバリーが開始されます。
監視画面
上記で追加した各AWS監視の画面を紹介します。
本ナレッジではEC2インスタンスの監視画面を比較対象としています
〇Site24x7
・EC2サマリー:CloudWatch APIで取得したメトリック
・ボリューム:EC2インスタンスにアタッチされているEBSボリュームのメトリック
〇Applications Manager
・監視情報:リージョンなど、対象のEC2インスタンスに関する情報
・概要:CloudWatch APIで取得したメトリック
・アタッチ済みボリューム:インスタンスにアタッチされているボリュームのメトリック
〇Site24x7 - Applications Manager:EC2インスタンスの監視対象比較表
Site24x7とAPMで、取得できるEC2インスタンス監視メトリックの比較表は次のとおりです。
EC2メトリックの詳細は次のページを参照してください
ビュー・ダッシュボード・レポート
両製品のAWS監視で参照できるビュー・ダッシュボード・レポート機能は次のとおりです。
〇Site24x7
・サービスビュー:Site24x7に追加されているAWSリソースの種類と数を表示します
・インベントリーダッシュボード:AWSリソース数の履歴や、リージョンごとのリソース内訳を表示します
・インフラストラクチャーダッシュボード:Site24x7に追加されている全AWSリソースのステータスを表示します
・ビジネスビュー:各リソースを階層的に分けて、ステータスを表示します
・ガイダンスレポート:AWSベストプラクティスを基に、AWSリソースの状況を「可用性・料金・セキュリティ」の観点で評価します
〇Applications Manager
Amazon監視 概要タブ:AWS全体の可用性や、リソースタイプに基づいた各リソース数を表示します
価格例
50 AWSリソースを監視する場合:
〇Site24x7
Proプラン(40ベーシック監視)+10ベーシック監視アドオン = 150,000円/年
・ユーザー追加無制限
・無期限の保守サポート
〇Applications Manager
Professional Edition 50 モニター& 1 ユーザー版 年間ライセンス = 306,000円/年
・1ユーザーまで
・1年間の保守サポート
価格の詳細は次のページを参照してください