Site24x7には、SLA(Service Level Agreement)を定義したりそれらのコンプライアンスを事前に監視することで組織を援助するSLA管理機能があります。この機能には可用性や応答時間、その他目的に関するパフォーマンスメトリクスを取得することができます。また、細心の注意を払ってベンダーが提供するサービスの品質を測定し、事前にSLA違反を防止することができます。一方、ベンダーはSLAレポートからの分析で、顧客に品質の高いサービスを提供することができます。
SLAの設定方法については
こちらをご参照ください。
SLAレポートから分析できることは以下のとおりです。
可用性SLA(%)=(アップ時間 / 総監視時間)* 100
業務時間内の選択した期間で、可用性のパーセンテージを計算します。
応答時間SLA(%)=(応答時間が指定されたしきい値を下回ったポーリングの回数 / 総ポーリング回数)* 100
実行されたポーリングの回数と、応答時間が指定されたしきい値を下回ったポーリング回数から応答時間SLA(%)を計算します。
重みづけを用いて、可用性SLA(%)と応答時間SLA(%)を一つの監視パラメーターとして出力することができます。
複合SLAは以下のように計算されます。
複合SLA(%) = 可用性シェア(%) + 応答時間シェア(%)
可用性シェアと応答時間シェアの計算方法は以下のとおりです。
可用性シェア(%)=(アップ時間 / 総監視時間)* 100 * 重み
応答時間シェア(%) =(応答時間が指定されたしきい値を下回ったポーリングの回数 / 総ポーリング回数)* 100 * 重み
(例)
可用性SLAが90%で、重みが50%で指定されていた場合、複合SLAでの可用性シェアは45%となります。
応答時間SLAが80%と計算され、重みが50%の時、複合SLAでの応答時間シェアは40%となります。
よってこの場合、複合SLAは45 + 40 = 85(%)となります。
グループ内の各種監視のSLA順守状況を、実際に監視し、即時に視覚化できます。
SLAレポートの各種設定は以下の順で行えます。
- [管理] > [レポート設定] > [SLAの設定] > 右上の[SLAの追加]