プライマリー監視ロケーションからWebサイトの可用性チェックが失敗したとき、Site24x7はWebサイトからの応答を15秒待ちます(15秒はデフォルトのタイムアウト期間です)。
15秒間応答がない場合、
しきい値プロファイル(デフォルトでは3つのセカンダリーロケーション)で選択されたダウンタイムルールに基づき、セカンダリー監視ロケーション(ユーザーにより選択済み)から再チェックが行われます。Webサイトがどのロケーションからも応答しない場合、Site24x7はWebサイトは利用不可な状態と認識し、アラートを作成します。また、次回のポーリングまでにアグレッシブポーリング(aggressive polling)を実行します。アグレッシブポーリングの間、ステータスの変化を検知した場合、すぐにアラートを作成します。さらに、非同期なチェックの間、ポーリングに対して1つでもアップの状態が返ってきた場合、監視はアップ状態と認識し、次の再チェックが行われるまでアラートは発生しません。
説明のために例を考えてみます。例えば、Webサイトが5分間隔ごとに監視されていて、タイムアウトが30秒になっているとします。
しきい値設定でダウンタイムルールとして「3つの監視ロケーションからダウンした場合にアラートを作成する(alert if down from 3 monitoring location)」を選択しているとします。次のような状況を考えてみます。
- 10:30:00 AM - Site24x7はプライマリーロケーション(例:カリフォルニア)からWebサイトにポーリングを行います。いま、Webサイトが30秒間応答しなかったとしましょう。
- 10:30:30 AM - Site24x7はダウンの再チェックをセカンダリーロケーション#1、#2、#3から非同期的に行います。どのロケーションからもアップ状態を確認できなかった場合、次回のポーリングまでアグレッシブポーリングが実行されます。
- 10:32:00 AM - アグレッシブポーリングがアップ状態へのステータス変更を検知した場合、すぐにアラートを生成します。この場合、全停止期間は2分となりました。しかし、次回のポーリングまでアグレッシブポーリングに失敗する場合、次回のポーリングが開始されるまで、停止期間は10:30 AMからの全ダウンタイムとして計算されます。
メモ: 監視チェックは前回のポーリングのデータ収集が完了してから行われます。
なお、ロケーションの1つでもアップ状態となっていれば、ダウンタイムルールは実行されず、アラートは発生しません。