異常値のダッシュボードでドメインスコアと重要度ベンチマークとして考慮されるいくつかのケース

異常値のダッシュボードでドメインスコアと重要度ベンチマークとして考慮されるいくつかのケース

次のようなケースについても最終的なスコア決定で考慮されています:

1. 同じ監視の別の属性に異常値があるとき
異常値が同じ監視の別の属性で検知されるとき、全体の異常値スコアを増加させます。

2. 依存関係にある監視に異常値があるとき
監視の異常値の重要度は、依存関係にある監視(依存している / 依存されている)に異常値があるときに高くなります。例えば、URL監視がサーバー監視と依存関係にあると設定されているとします。URL監視の応答時間が異常値として検出され、同じ監視タイミングで、サーバー監視でもCPU使用率に異常値があったと検出されたとします。 そのとき、異常値のスコアと重要度は高くなります。応答時間のスパイクが基になっているサーバーのCPU使用率のスパイクによってもたらされたという推測ができます。

なお、依存関係の設定は監視を追加するときに行えます。

3. 親子関係にある監視に異常値があるとき
依存関係のスコアリングは親子関係についても同様に行われます。例えば、基になっているプラグイン監視で異常値が検出されたとき、親サーバーの監視のステータスにも影響がでると考えられます。そのため、監視で異常値が検出されたとき、子関係になっている監視があるかどうかを確認します。子関係の監視にも異常値が検出された場合、スコアは増加し、親側の異常値により子側の異常値が発生していると推測できます。

4. 同じ監視グループの監視に異常値があるとき
監視グループ(異常値がある現在の監視が所属している)のいずれかの監視に過去30分間の間に異常値があった場合、全体のスコアが増加します。スコアが増加する2つのタイプは次のとおりです:

  1. インフラストラクチャー監視: インフラストラクチャー監視については、同じ監視グループに異常値があった場合、全体のスコアが増加します。 
  2. 非インフラストラクチャー監視: 非インフラストラクチャ―監視については、同じ監視グループに異常値があった場合にスコアが増加します。 

5. 同じタグ(ユーザー定義のタグ)の別の監視に異常値があるとき
同じタグの監視に異常値がある場合、スコアは増加されます。

6. 同じFQDN(Fully Qualified Domain Name)に異常値があるとき
同じドメイン名をもつ監視も異常値のスコアにおいて一緒にグループ化されます。多くの場合、同じドメインをもつ監視は影響を受けるか、または、同じ期間において異常値が検出されます。

7. 同じサーバー名の監視に異常値があるとき
同じサーバー名をもつ監視も異常値のスコアリングで一緒にグループ化されます。

8. 同じ監視タイプに異常値があるとき
上記1~7の条件を満たさない場合、同様の監視タイプの他の監視で異常値があるかに基づいてスコアリングされます。