ポーリングの計画の設定によるアラート発生ケース

ポーリングの計画の設定によるアラート発生ケース

しきい値プロファイル設定時、ポーリングの計画でアラート条件とする要素を選択できます。
選択できる項目は次のとおりです。
  1. ポーリング数
  2. ポーリング平均
  3. 直近発生時間
  4. 合計ポーリング
  5. 合計時間
  6. 最小ポーリング
  7. 最小時間
  8. 最大ポーリング
  9. 最大時間
  10. 95パーセンタイルポーリング
  11. 95パーセンタイル時間
Info
※デフォルトでは「ポーリング数」が設定されます。
※直近発生時間や合計時間を設定している場合は、監視に設定しているポーリング間隔の2倍の時間を少なくとも指定する必要があります。

ポーリング数

ポーリング数に基づいてアラート条件を指定します。

ポーリング値を5、しきい値をCPU使用率 > 70%とし、下記例のデータが収集された場合、8回目のポーリングのタイミングでアラートが発生します。


ポーリング平均

ポーリング値を5、しきい値をCPU使用率 > 70%とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。
直近5回のポーリング値の平均が監視対象となります。
上記の場合、5回目のポーリングで平均70を超えるため、5回目のポーリングのタイミングでアラートが発生します。
合計:68+74+71+75+70 = 358
平均:358/5 =71.6

直近発生時間

ポーリング値を5、しきい値をCPU使用率 > 70%とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近5分間で連続して70%を超過した場合に、アラートを発生します。
上記の場合、12:56 amのタイミングでアラートが発生します。

平均時間

ポーリング値を5、しきい値をCPU使用率 > 70%とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。
直近5分の連続したデータの平均が70%を超過した場合に、アラートを発生します。
上記の場合、初めの5回のポーリングで70%を超過するため、5回目のポーリングのタイミングでアラートが発生します。
合計:68+74+71+75+70 = 358
平均:358/5 =71.6

合計ポーリング

ポーリング値を5、しきい値をリクエスト失敗数 > 10とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。
連続した5つの監視データの合計が10を超過した際にアラートを発生します。
上記の場合、3から7回目のポーリングで10を超過するため、7回目のポーリングのタイミングでアラートが発生します。
合計:3+2+3+1+2 = 11

合計時間

ポーリング値を5、しきい値をリクエスト失敗数 > 10とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近5分の連続した監視データの合計が10を超過した際にアラートを発生します。
上記の場合、12:55 am時点の直近5分のデータで10を超過するため、12:55 amのポーリングのタイミングでアラートが発生します。

最小ポーリング

ポーリング値を8、しきい値をCPU使用率 < 5とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近8回のポーリングの最小値が5未満の場合にアラートを発生します。
上記の場合、直近8回のデータ(12、15、10、7、17、20、3、8)の最小値である3が、しきい値の5未満であるためアラートが発生します。
※直近8回のデータに3が含まれている限りアラートは発生し続けます

最小時間

ポーリング値を10、しきい値をページビュー数 < 5とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。
直近10分の最小値が5未満の場合にアラートを発生します。
上記の場合、直近10分のデータ(7、10、6、2、8、8、6、9、10、7)の最小値である3が、しきい値の5未満であるためアラートが発生します。
※直近10分のデータに3が含まれている限りアラートは発生し続けます

最大ポーリング

ポーリング値を8、しきい値をCPU使用率 > 100とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近8回のポーリングの最大値が100を超過した場合にアラートを発生します。
上記の場合、直近8回のデータ(94、75、60、73、67、105、93、88)の最大値である105が、しきい値の100を超過しているためアラートが発生します。
※直近8回のデータに105が含まれている限りアラートは発生し続けます

最大時間

ポーリング値を10、しきい値をページビュー数 > 100とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近10分の最大値が100を超過した場合にアラートを発生します。
上記の場合、直近10分のデータ(79、80、65、92、89、98、76、94、109)の最大値である109が、しきい値の100を超過しているためアラートが発生します。
※直近10分のデータに109が含まれている限りアラートは発生し続けます

95パーセンタイルポーリング

ポーリング値を5、しきい値を実行時間(ナノ秒) = 10とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近5回のポーリングの95パーセンタイル値が10となった場合にアラートを発生します。
上記の場合、直近5回のデータ(8、9、10、7、11)の95パーセンタイル値が10であるため、アラートが発生します。

95パーセンタイル時間

ポーリング値を9、しきい値を95パーセンタイル値 = 10とし、下記例のデータが収集された場合のアラートケースは次のとおりです。

直近9分の95パーセンタイル値が10となった場合にアラートを発生します。
上記の場合、直近9分のデータ(5、6、7、8、9、10、11、12、13)の95パーセンタイル値が10であるため、アラートが発生します。